いま、アマゾン熱帯雨林の記録的な大火災が世界中で問題になっています。
10000RT:【火災】アマゾンの熱帯雨林が記録的速さで炎上、気候変動に打撃かhttps://t.co/F3lemE1OS2
観測史上最多の火災が発生。アマゾンの森林は地球上の酸素の20%を作り出しており、世界規模の影響を与えるとみられている。 pic.twitter.com/e5irSaHp0V
— ライブドアニュース (@livedoornews) August 22, 2019
火災はいつから?
3週間経ってもアマゾン雨林の火災がおさまらない。
地球全体の約20%の酸素がここから出されている。
直接的に、今すぐ私たちに影響はないかもしれないが、
間接的に、必ず、地球全体に、影響を及ぼす災害だ。 pic.twitter.com/sAWXWExjJn— Buruzon Chiemi (@buruzon333) August 21, 2019
アマゾン熱帯雨林での火災は、8月上旬から現在までの約3週間に渡って続いています。
イギリスの国際的通信社「ロイター」は8月21日、今年のアマゾン熱帯雨林は、観測史上最多数の火災が発生していると報道。
また、アメリカのニューヨークタイムズ紙によれば、今年のブラジルでの火災件数は前年より83%も多く発生していることを明らかにしました。
Our house is burning. Literally. The Amazon rain forest – the lungs which produces 20% of our planet’s oxygen – is on fire. It is an international crisis. Members of the G7 Summit, let's discuss this emergency first order in two days! #ActForTheAmazon pic.twitter.com/dogOJj9big
— Emmanuel Macron (@EmmanuelMacron) August 22, 2019
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は22日、アマゾンで多発している火災について「国際的危機である」と発表し、
自身のツイッターでも「Our house is burning.(私たちの家が燃えている)」と投稿し、危機感を煽っています。
なぜ国際的危機なのか?
アマゾンの広大な森林は二酸化炭素の量を緩和しているだけでなく、地球上の酸素の20%を作り出し、10%近くの生き物が生息しています。
ですが、アマゾンの80%以上の森林は人間の手によって破壊されているのです。
マクロン大統領が言うように、まさに私たちが生きていくうえで必要不可欠な“家”が燃え続けているのです。
アマゾン熱帯雨林の火災の原因は?
アマゾン熱帯雨林の記録的火災が起こった原因として、挙げられているものをご紹介します。
1.企業がお金儲けをするために火災を起こした説
ありえない・・マスコミはあまり話題にしてないけど、今アマゾン熱帯雨林が燃えてる。自然災害じゃなくて、企業がお金儲けのために破壊してる。
私と関係ないって思っちゃうかもしれないが、地球の酸素の20%を生産してるところだよ。これで多くの生物が姿を消すだけじゃなくて、地球温暖化も悪化する pic.twitter.com/Ye1rhaoVPy
— ダンテ (@vegandanshi) August 22, 2019
ダンテさん(@vegandanshi)がツイートで断言しているのが、企業がお金を儲けるためにアマゾンの森林を焼き続けているという説。
なんで燃やしてるか、一言で言うと「牛肉のため」だ。
アマゾン熱帯雨林の森林破壊の80%は牛肉生産企業によるもの。
大量に牛を飼育して餌を育てるためにたくさんの土地が必要。
牛を大量に飼育して牛肉を生産するために、アマゾンの森林を焼き払っているという何とも人間の身勝手な行動。
実際に、森林を焼いて家畜の放牧地を違法に作るため、人為的に火災が起こされている事実があるのです。
2.自然災害説
ブラジルでは乾季に森林火災が起きやすいため、時期の問題だという説もあります。
とくに8月~11月半ばにかけて乾季なので、今回ほど大規模な火事だと長引くのではないかとも言われています。
しかし上記にも述べたように、今年は異例の火災発生率。
時期の問題とは言い難いですよね。
3.ボルソナーロ大統領が火災の元凶説
もうひとつ挙げられているのが、火災の原因を作ったとして非難されているブラジル大統領のジャイール・ボルソナーロ氏。
ボルソナーロ大統領は、アマゾン熱帯雨林の経済的可能性を探ることでブラジルの経済を回復するという公約を掲げている人物です。
ある環境保護活動家は、ボルソナロ政権が農家などに放牧地獲得のために森林に火をつけることを奨励したことが今回のアマゾンの危機の原因だと非難しています。
これらの批判に対して、ボルソナーロ氏は「アマゾンの火災はブラジル政府を困らせるために環境NGOが始めたことだ」「アマゾンの火災の責任はNGOにある」と訴えています。
↓ボルソナーロ氏の訴え
しかし科学者からは、ボルソナロ氏が就任した1月以降、アマゾンの森林減少が大きく加速したとの指摘があります。
ボルソナーロ氏はNGOのせいにしていますが、ボルソナロ政権が全く関わっていないとは言えないのです。
おわりに
3週間以上つづくアマゾンの火災は、いつ止むのでしょうか?
乾季で広がり続ける火災に地球が危機に陥っているのにも関わらず、ニュースではまったく報道されていないのも不思議なくらいです。
原因は何であれ、これ以上森林や動物たちを失うのはとても恐ろしいことなのです。
ヘリコプター乗ってさ…