8月上旬から続いている、アマゾン熱帯雨林での記録的な大火災。
今アマゾンはいったい、どんな状態なのでしょうか?

やはり自然災害ではなかった!続くアマゾン熱帯雨林の記録的な大火災
地球の約20%以上の酸素を生み出しているとされるアマゾン熱帯雨林での記録的な大火災。
多くの人々が地球の危機を感じるとともに、火災が自然災害ではなく、土地開発の結果であることが米航空宇宙局(NASA)の衛星写真で明確に示されています。
また、アマゾンで火災が頻繁に起こる背景には、トランプ大統領と同じく過激な発言で知られているブラジル大統領のジャイール・ボルソナーロ氏の名が挙げられています。
ボルソナロ大統領は環境保護に危機感や関心がなく、むしろアマゾンを開拓してブラジル経済を回復させることに集中している人物です。
ブラ大統領ボルソナロさん
『アマゾンのジャングルが人類の遺産だ!とか、地球の肺だ!とかいうのはマジでナンセンス』
いやまぁ科学的にはそうなんだけど、真っ向から古典的環境保護主義者に喧嘩売っていくストロングスタイル、ブラジルの国益的にどうなんだろ。 https://t.co/nXtwY9l9uV— ラウタ郎 (@lautarogodoy) September 24, 2019
ボルソナロ大統領は、欧州連合(EU)やNGOなどからアマゾン熱帯雨林の保護を軽視しているとして集中砲火を浴びますが、24日に行われた国連総会演説では悪い方向で猛反論…。
「アマゾンの主権はブラジルにある」と強調した上で、破壊や火災の深刻化は「メディアのうそだ。」と主張し、自身の開発重視姿勢の正当性を訴えました。

アマゾン破壊で、63人が逮捕される
アマゾンの大規模火災の要因の一つとして、犯罪者グループが意図的に伐採し放火していたとのこと。すでに数人逮捕されているようだが、政府が全く危機管理できていないことは明らかだ。https://t.co/jh3zrSVX4I
— k-san (@sjc_japao) August 27, 2019
アマゾン地帯で広がっている森林火災の鎮火や違法伐採などの取り締まりに当たっているブラジル国防省は23日、取り締まり開始後1カ月で112件を摘発し、63人を逮捕しました。
取り締まりには、8000人を超える森林保護当局者や兵士が従事。航空機12機と船舶87隻が動員され、1日当たり150万レアル(約3900万円)の費用がかかったそうです。
現在すでにに500件以上の火災に対処したことも分かっています。
レオナルド・ディカプリオが5億円寄付
熱心な環境保護活動家として知られる俳優のレオナルド・ディカプリオ(44)は、終わらないアマゾンの火災に強い危機感を感じ、ついに行動を起こしました。
ディカプリオは先月、スティーヴ・ジョブズの妻で実業家のローレン・パウエル・ジョブズ(55)、富豪の投資家ブライアン・シェス(43)と共に「アマゾン森林基金」を設立。
SNSなどで募金を呼びかけていましたが、ディカプリオ自身がこの基金を通じて500万ドル(約5億2,600万円)を寄付するとInstagramで発表しています。
未だ収束しないアマゾンの火災と、ブラジルのボルソナロ大統領の環境破壊に対する意識の低さ。
この火災によって地球の環境に変化が起こるのは間違いないとも言われています。
また、日本の報道でもアマゾンの火災が取り上げられていないことについても、ネットでは疑問の声が上がっています。
アマゾンの火災はいつ収束するのでしょうか?