現在、緊急事態宣言や外出の自粛が解除され、経済行動が再開された中国や韓国では集団感染が報告されています。
日本でも、中国や韓国と同様に集団感染をおこし、第2波が起こることが懸念をされています。
そこで問題になってくるのが、暑い季節のマスク着用について。

厚生労働省は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、①身体的距離の確保、②マスクの着用、③手洗いや、「3密(密集、密接、密閉)」を避けるなど、「新しい生活様式」の実践を求めています。
夏の暑さの中マスクを着用すると熱中症の恐れが高まると指摘もありますが、新しい生活様式の中で「マスク熱中症」に備えるには、どうしたら良いのでしょうか?
Contents
「マスク熱中症」対策方法は?
厚生労働省は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための「新しい生活様式の実施」に加え、暑い夏にマスクを着用するうえでの熱中症対策方法を紹介しています。
【#熱中症 予防と #マスク の着用について】
夏期の気温・湿度が高い中でマスクを着用すると、熱中症になるおそれがあります。そのため、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、熱中症のリスクを考慮し、マスクをはずすようにしましょう。(1/3)#新しい生活様式 pic.twitter.com/wqK9e5Fryk— 厚生労働省 (@MHLWitter) June 3, 2020
1-1.マスクの着用について
マスクは飛沫の拡散予防に有効なため、「新しい生活様式」でも一人ひとりの基本的な感染対策として着用が求められています。
ただし、マスクを着用していない場合と比べると、心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど、身体に負担がかかることがあります。
https://twitter.com/Rea_dcst/status/1268316497362825216
したがって、高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなるおそれがあるので、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう。

また、マスクを着用している場合は、強い負荷の作業や運動は避け、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を心掛けることが熱中症予防に繋がります。
目安は、食事以外に1日当たり1.2Lとされています。
周囲の人との距離を十分にとれる場所で、適宜、マスクをはずして休憩するよう心がけましょう。
環境省は熱中症対策としてのマスク対策を次のように述べています。
●気温・湿度の高い中でのマスク着用は要注意
●屋外で人と十分な距離 (2メートル以上)を確保できる場合はマスクをはずす
●マスクを着用している時は、負荷のかかる作業や運動を避け、周囲の人との距離を十分にとった上で適宜マスクをはずして休憩を
1-2.エアコンの使用について
熱中症予防のためにはエアコンの活用が有効です。

ただし、一般的な家庭用エアコンは、空気を循環させるだけで換気を行っていません。
新型コロナウイルス対策のためには、冷房時でも窓開放や換気扇によって換気を行う必要があります。
コロナ禍の熱中症対策 エアコン 運転したまま窓開けてhttps://t.co/ROGAcUdrrz
窓を開けるときも運転したまま、設定温度をやや上げて換気することをすすめる。「エアコンは運転を始めるときに消費電力が大きくなる。いったん運転したらつけたままのほうが効率的」
— 産経ニュース (@Sankei_news) May 31, 2020
換気により室内温度が高くなりがちなので、エアコンの温度設定を下げるなどの調整をしましょう。
1-3.涼しい場所への移動について

少しでも体調に異変を感じたら、速やかに涼しい場所に移動することが、熱中症予防に有効です。
人数制限などにより、屋内の店舗等にすぐに入ることができない場合は、屋外でも日陰や風通しの良い場所に移動するようにしましょう。
1-4.日頃の健康管理について
「新しい生活様式」では、毎朝など、定時の体温測定、健康チェックが求められています。
これらは、熱中症予防にも有効です。

平熱を知っておくことで発熱に早く気づくこともできるため、日ごろから自身の身体を知り、健康管理を充実させておきましょう。
マスクを着用する場合には、強い負荷の作業や運動は避け、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を心がけましょう。
また、周囲の人との距離を十分にとれる場所で、マスクを一時的にはずして休憩することも必要です。外出時は暑い日や時間帯を避け、涼しい服装を心がけましょう。
夏にヒンヤリ!冷感マスク
アパレルのSWIS(スウィッシュ)は25日、同社ブランドV.D.L.Cの新商品「VDLCオリジナル高性能マスク」の予約販売を開始しました。

マスクの特長は?
マスクは国内製造。生地は『デオファクター』と『クールマックス』が使用されており、デオファクターは、抗ウイルス、抗カビ、制菌、抗菌の加工をした生地。クールマックスは、スポーツ用品大手のゴルフウェアなどに使用されています。
快適に夏場でも装着できるマスクというだけでなく、繰り返し洗濯しても縮まず使用できる素材なんです。
吸収速乾性があり、綿素材の5倍の速さで汗を吸収し、体温を下げる。夏には涼しい素材です。
夏用のマスク「VDLCオリジナル高性能マスク」の価格や購入方法は?
「VDLCオリジナル高性能マスク」は、全4色(黒、ネイビー、白、グレー)展開で、サイズはS、M、Lがあります。
値段は各1980円(税込)ですが、繰り返し洗って使用できるのでお手頃価格ですね。
マスクの予約や最新情報は「V.D.L.Cオンラインショップ」(http://vdlc-komanogu.shop-pro.jp/)へ。
AOKIやユニクロからも夏用マスクを販売予定
【追加情報】AOKIから夏用マスク「ダブル抗菌・洗えるクールマスク」が登場。UVカット機能も搭載しました。6月8日から予約販売します。https://t.co/UGkpJNHOfE pic.twitter.com/eXXjEXWwsu
— FASHIONSNAP.COM (@fashionsnap) June 4, 2020
他にも、AOKIから「ダブル抗菌・洗えるクールマスク」が6月8日から予約販売を開始するなど、夏用の涼しいクールマスクの需要はどんどん上がっていきそうです。
また、ユニクロからもエアリズムを使用した夏用クールマスクが販売されるとされていますが、詳しい日程はまだ判明していません。
コロナ対策にはマスクは有効ですが、熱中症にはマスクは逆効果になることもありますので、気をつけてくださいね。