Contents
新型コロナウイルスの発生源は?
動物が発生源説

中国・武漢市から驚異的な速さで世界中に広がる、強い感染力を持った「新型コロナウイルス」による肺炎。
新型肺炎の発症当初は、中国で養殖され生きたまま売られているタケネズミやアナグマなどの動物が発生源とされたり、2002年から2003年にかけて世界各地で広まった「SARS」の感染源とも言われているコウモリだともされています。
どちらも確証はなく、根本的な感染源が分かっていない新型コロナウイルスですが、新たに別の感染源が挙げられたのです。
細菌兵器に関わる中国の研究所が発生源説

新型コロナウイルスの発生源は、
中国湖北省武漢市にある国立の病源体研究機関かもしれない。出典:JBpress内記事より一部抜粋
この可能性を報じたのは、米国の戦略動向や米中の軍事動向に詳しいベテランジャーナリストのビル・ガーツ記者。
ガーツ氏は、中国の生物(細菌)兵器に詳しいイスラエル軍事情報機関の専門家、ダニー・ショハム氏への取材を基に、感染源の新事実を発表しました。
ガーツ氏による記事は、1月24日の米紙ワシントン・タイムズに掲載されています。
- ガーツ氏は記事で、新型肺炎患者数のもっとも多い武漢には、中国の生物戦争計画に関わる実験所が2つあることを指摘。
- 新型肺炎ウイルスは、武漢にある「武漢国家安全実験室」から漏れたウイルスが原因である可能性があると発表。
- 「武漢国家生物安全実験室」は、エボラ出血熱やニパウイルス感染症など、毒性の強いウイルスの研究機関である。
また、ショハム氏によると、武漢市内には同じく危険性の強いウイルスの研究や実験をする「武漢生物製品研究所」という施設があり、この研究所が今回のコロナウイルスの出所となった可能性もあるそうです。
中国政府は否定するが…
中国政府は、自国で生物(細菌)兵器を製造したり備蓄したりすることはないと述べ、研究所からのウイルス漏れを否定しています。
ですが、米国国務省による世界各国の大量破壊兵器(核・化学・生物)の実態調査では、中国は生物兵器保有国とみなされている事実もあります。
新たに出た「研究所が発生源説」は、あくまでもショハム氏による憶測であるため確証はありません。ですが、研究所とコロナウイルスの関係を明確に否定できる証拠もありません。
この指摘が事実だった場合、今回のウイルスの感染拡大の意味が大きく異なり、中国の国家としてのあり方が根幹から問われることになるでしょう。
新型コロナウイルスの症状は?

2019年12月から表面化した新型コロナウイルスによる肺炎は、2020年1月29日までに発症者が約5000人、死者は130人を超えました。
春節により中国から日本への渡航者も増え、日本国内でも7人目の感染者が出ています。
新型コロナウイルスの感染者に近づかないために、また、自分に感染の疑いがある場合は周りに移さないように、コロナウイルスの症状を知っておくことはとても大切なことです。
ここでは、新型コロナウイルスに感染した際の症状をまとめています。
新型肺炎の初期症状・症状
新型肺炎の初期症状・症状
- 発熱
- せき
- 下痢や吐き気
- 頭痛
- 全身のだるさ、関節痛
- 消化器系や神経系の症状
国営の新華社通信によると、新型コロナウイルスの感染が最も深刻な武漢にある「武漢大学人民病院」が多くの患者を診察した結果、「初期症状が発熱やせきではない患者も多くいた」ということです。
40代の新型肺炎患者の男性は、発熱やせきなど一般的な肺炎に見られる症状が出ず、下痢が3日間続いたため消化器内科を受診したところ、胸部のCT画像やウイルス検査から、コロナウイルスへの感染が確認されたという実例もあります。
また、発症者の7割が発熱で40度を超えたり、糖尿病や高血圧、心血管疾患などの持病がある人はリスクが高い可能性があるなど、症状に関する情報は更新され続けています。
感染者の4分の1が重症化
新型コロナウイルスが重症化した場合、肺炎を引き起こしたり腎臓の機能が低下したりして、死亡することがあります。
WHOによると、これまでに感染した人のうち4分の1は重症になったものの、ほとんどの人の症状は比較的軽いと説明しており、中国の保健当局は、一部の患者では体温がほぼ平熱など症状が軽いことが比較的多く、感染の有無の見分けが付かないため予防対策が難しいとしています。
感染者が拡大しつづける新型肺炎。
感染を防ぐためにわたしたちが出来ることは、何があるのでしょうか?
新型コロナウイルスの対策・予防法
コロナウイルスによる新型肺炎の正しい予防法は明らかになっていません。
しかし、一般的な衛生対策からでも始めなければ、ウイルス感染の確立を上げてしまいます。
ここでは、武漢への渡航歴がない人の予防法と、渡航歴のある人の予防法をそれぞれについてご紹介します。
武漢へ渡航歴のない人の予防法
武漢への渡航歴がない人の場合、予防法は一般的な衛生対策になります。
新型コロナウイルス予防法
- こまめに手洗い・うがい
- 外出時はマスクを着用する
- なるべく人混みには行かない
- 消毒を持ち歩く
- 手指を清潔に保つ
- 手や顔を触りすぎない
- 適度な湿度を保つ
新型コロナウイルス感染症がどのように感染するのかについては、現時点では、飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染の2つが考えられています。
〇飛沫感染とは?
飛沫感染とは、感染者のくしゃみや咳、つばなどの飛沫と一緒にウイルスが放出され、別の人がそのウイルスを口や鼻から吸い込み感染することを指します。
〇接触感染とは?
感染者がくしゃみや咳を手で押さえ、その手でドアノブや電車のつり革など周りの物に触れることでウイルスが付着します。
別の人がその物に触り、ウイルスが手に付着。その手で口や鼻を触ることで、粘膜から感染します。
コロナウイルス対策グッズ
現在、各地のドラッグストアや薬局で多くのマスクや消毒液等が売れており、「一家族〇個まで」、「一度に〇個まで購入可能などと」購入制限を出している薬局も少なくありません。
あらかじめ、購入できるうちにまとめ買いしておくことをおすすめします。
マスクシリーズ
消毒シリーズ
クレベリンで完全対策
武漢へ渡航歴のある人の予防法
上記予防法に加えて、武漢へ渡航歴のある方が新型コロナウイルスの国内感染を防止するためにもっとも重要なことは、下記の2点になります。
渡航歴ありの方の対策
- 武漢市への渡航歴があって、発熱や気道症状(咳やのどの痛みなど)のある人は、マスクをしたり、咳やくしゃみをティッシュで押さえたりするなどの「咳エチケット」を守ること
- 武漢市への渡航歴があって、発熱と気道症状がある人は、公共交通機関を使用せずに、医療機関を受診して、きちんと渡航歴を伝えること
日本へ入国してから2週間の間に、発熱や呼吸器症状がある場合には、マスクを着用するなどの咳エチケットを心がけるようにしましょう。
コロナウイルスの初期症状や疑いが少しでもある場合、速やかにお住まいの地域の保健所に連絡し、医療機関を受診するようにしてください。
武漢に滞在していたことを必ず申告しましょう!
新型コロナウイルスを予防するには、インフルエンザに対する対策と同様、基本的に手洗い・うがい、咳エチケットを守りましょう。