現在韓国で行われている日本製品不買運動に反対意見を述べていた鄭斗彦(チョン・ドゥオン元議員)が、2019年7月16日に遺体で発見された事件。
日韓関係が最悪ともいえる中で、恐ろしい事件が起こりました。
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不買運動反対で他殺か?事件の真相は
7月16日の午後4時25分ごろ、チョン・ドゥオン元自由韓国党議員の遺体が、ソウル市内の公園付近で首を吊った姿で発見されました。
チョン元議員は、事件の直前までラジオ放送に出演するなど活動をしていたこともあり、韓国にも強い衝撃を与えました。

警察関係者によると、チョン元議員に対する他殺の疑いは見つかっておらず、
「監視カメラと現場鑑識および検視の結果、そして遺族たちの供述等を総合すれば他殺の疑いは見つからなかった」
とし、解剖の日程は調整中であることを話しました。
生前に自殺を否定していたチョン元議員
このニュースでいちばん引っかかっているのが、チョン元議員が生前に語った言葉、
遺体で発見される前日にもラジオ番組に出演していたことから、不可解な死をむかえているように感じませんか・・・?
自宅には遺書が
警察によれば、自宅で発見されたチョン元議員の遺書か発見され、「家族には申し訳ない」という趣旨の内容が含まれていたそうです。
具体的な内容は、遺族の意に従って非公開にされています。
遺書も作られたものだと考えたら、とても恐ろしいですね。
チョン・ドゥオン元議員とは?

チョン元議員は、李明博(イ・ミョンバク)元大統領の側近。2010年にはハンナラ党(セヌリ党の前身)の最高委員などを務めていました。
2012年には、19代総選挙でソウル・ソデムンウルに出馬し、3選議員の高地に上ったものの、20代総選挙では同じ地域で落選。
その後、時事番組や芸能番組でMCとパネルで活躍していました。
日本に対する韓国の対応に猛反対していたチョン元議員
チョン元議員は事件が起こる前日の15日午後、MBCラジオ時事番組の『イスンウォンの世界は、そして我々は』に出演しており、日本の韓国輸出規制問題について討論しています。
彼はこの放送で、韓国が冷静に対応することを主張しました。
また、事件から4日前の12日『キムヒョンジョンのニュースショー』では、
と、反日運動や日本製品不買運動に対する韓国に冷静な対応を求めるよう各メディアで声をあげていました。
チョン元議員は“うつ病”を抱えていた?
昨年放送されたある番組のインタビューで、うつ病を抱えていたことを告白。
うつ病で自殺をしたのではないか?チョン元議員に恨みを持つ人間による他殺なのではないか?
など、真相は明らかになっていません。
さいごに
日本に味方をするわけではなく、日韓問題に対して中立に正しい意見を主張し続けて下さったチョン・ドゥオン元議員。
日韓関係の改善に置いて、重要人物であることに間違いなかったでしょう。
また、うつ病を抱えていたにしても抱えていなかったにしても、韓国国内で反日とは真逆の発言をし続けることは相当な苦労だったと思います。
鄭斗彦さんにご冥福をお祈りします。