「会社を退職したい…」
「いつ、誰に話せばいいの…?」
退職を伝える人や、時期、退職理由、ボーナスや退職金の有無など、
退職には多くの悩みが付きものですよね。
退職の伝え方やタイミングによっては、
円満退職とは程遠いものになってしまうことも…。
この記事では、後悔しないための退職方法、円満退職する方法、損しない退職方法を
合わせてご紹介します!
1.退職を伝える時期は繁忙期以外に
年末や繁忙期は避けるべし!!
退職希望者にとって、3月~5月付近がもっとも退職しやすい時期とされています。
中途採用者の場合でも、3月31日付退職の、4月1日付入社が最も良いタイミングとされており、それまでに退職の意思を伝えることで、引き継ぎの作業をスムーズに進めることができ、離職しやすいのです。
4月は期初にもあたるので、誰かが退職して空いた穴を新卒採用者から埋めるという手も使える時期です。
反対に、退職を切り出すタイミングとして避けたいのが年末と繁忙期。
特に年末年始はただでさえ仕事が忙しく、会社全体がピリピリしている時期です。
営業職はあいさつ回り、経理職は最後の給与の銀行振り込みの手配や銀行の資金を動かしたりといった仕事もありますし、総務人事であれば年末調整の時期なので、その時期に辞めるとなると会社にかなりの迷惑がかかり、円満退職からは程遠くなるでしょう。
そのため、上司の都合がつきやすく、気持ちにも余裕のある閑散期のタイミングを選んで、退職の意思を伝えるようにしましょう。
必ず押さえるようにしておいてください。
2.退職の2~3か月前には直属の上司に伝える
直辱の上司が優先!同僚や先輩はNG
退職の意思表示のタイミングは、会社の就業規則により異なるので、自社の規則を確認したうえで「退職日の2〜3か月前」に伝えるのが一般的です。
「今後のことでお話がありますので、お時間をいただけないでしょうか?」と、直属の上司に口頭で伝え、時間を作ってもらいましょう。
ですがこの時、直属の上司ではなく、仲のいい同僚や先輩、まったく関係のない部署の上司などに退職の意思を先に伝えるのはNG!
「大事な話が、自分を飛び越えてやりとりされた」と直属の上司の気分を損なうことになり、退職日まで職場で働きづらくなるなど、円満退職の妨げになってしまう可能性があるからです。
3.退職理由は「自己都合」がほとんど
「立つ鳥跡を濁さず」が円満退職に繋がる!
円満退職するためには、上司への退職意思の伝え方にもポイントがあります。
辞めたい原因がが職場環境や人間関係であっても、「会社や上司への不満や批判」を伝えるのは避けた方が良いでしょう。
退職理由を尋ねられた場合、会社や人間関係に対する不平不満を述べると、「改善するから、辞めないでくれ」と、引き留めにあう可能性が高まるからです。
部署を変えたところで同じ会社なら嫌な上司と顔合わせするのに…。
また、会社への不平不満をぶちまけて上司の気分を害してしまっても何の得にもなりません。退職理由はあくまでも個人的な理由を伝えるようにしましょう。
詳しくは下の記事から↓

4.損する退職時期は?
もらえるものはもらって辞める!
会社側ではなく、個人的に退職で損することがあるとすれば、“ボーナス”ですよね。
ボーナスの支給を待たずに退職するというのは、非常に損です。
もちろん、会社によってもらえる賞与の回数や時期も異なるため、必ず自社の就業規則の「賃金規定」について記載された賞与の項目を確認しましょう。
実際に、賞与支給日は退職届の数が増える時期ですので、賞与支給日に退職届を出すのがベストです。
また、「退職金規定」にも必ず目を通すようにしておいてください。こちらもボーナス支給日と同様に、勤続年数に応じて支給金額が変動します。
3年以上勤続した社員にのみ退職金を支給するという場合には、勤続年数が3年以下の社員には1円も支給されない可能性が非常に高いのです。
まったくおかしいことではありませんよ。
まとめ
円満退職するには?
- 年末年始、繁忙期は避ける
- 余裕を持って退職の意思を伝える
- 会社や上司の愚痴を言って辞めない
- もらえるものはもらうのが鉄則
いかがでしたか?
評判を落としたり、よい転職に繋げるためにも、
円満退職する方法はしっかりと押さえておきましょう!