みなさんは、鼻のかみ方を気にしたことがありますか?
春が近づいてきて花粉が多いこの季節、
くしゃみをする人や鼻をかむ人をよく見かけるようになりました。
まちがった鼻のかみ方をしてしまうと、
鼻血がでたり、耳が痛くなったりするだけでなく、
気管支炎や中耳炎を引きおこしてしまうこともあるのです。
正しい鼻のかみ方を理解し、習慣づけましょう。
Contents
1.なぜ鼻水がでるのか?
そもそもなぜ、鼻水は出るのでしょうか。

花粉、ホコリ、ハウスダストなどの異物を
カラダの外に出そうとして鼻水がでます。
異物が入ったことにより、鼻の中の粘膜が炎症などを起こすと、
カラダが異変を感じて粘液を大量につくり、外に出そうとする仕組みなのです。

また、風邪などを引いてウイルスや細菌に感染すると、
膿の混じった鼻水が出ることがありますよね。
なので、鼻水をすすって戻す、または飲み込んでしまうのは、カラダの健康にはNG。
鼻をかんで、出してしまったほうが良いのです。
そこで、正しい鼻のかみ方も重要になってきます。
2.正しい鼻水のかみ方

まちがった鼻のかみ方をしてはいけない理由は、
いろんな病気を引き起こす原因となるからです。
例えば、両鼻を強くかむことが原因で引きおこすと考えられる病気に、
耳だれや急性中耳炎があげられます。
細菌やウイルスを含む鼻水が、耳管を通して中耳に入ってしまうためです。
正しい鼻のかみ方の手順
- 鼻をティッシュでやさしく押さえて片方ずつかむ
- 口で息を吸って、ゆっくり小刻みに鼻水を出す
- 反対側の鼻も同じようにする
- 左右交互に繰り返して出し切る
年齢を問わず、両鼻同時に強くかむ動作をする人が多いですが、それは危険です。
鼓膜に強い圧力がかかってしまうため、絶対にやめましょう。
3.鼻をすするのはNG!

鼻水がそれほど出ないときや、手元にティッシュがないときは、
鼻をすすってしまいがちですよね。
しかし、鼻をすする行為は、あまりおすすめしません。
鼻をすすることで、
ウイルスや細菌を体内にとどめてしまうという原因もありますが、
実は耳にとっても悪いんです。
まちがった鼻かみで起こりうる耳の病気とは?

鼻をすする行為は、鼻と耳をつなぐ耳管を通して鼓膜に圧力をかけることになり、
鼓膜が中にヘコんでしまいます。
それを繰り返すと、鼓膜が中にヘコんだままになる癒着性中耳炎、ヘコんだ鼓膜に耳垢が蓄積されてできる真珠腫性中耳炎、中耳に水がたまる中耳炎になる可能性が高まるのです。
耳が痛くなるほど強く鼻をかむ癖のある人は、スッキリするかも知れませんが、
鼻のかみ方を見直すようにしましょう。
4.強く鼻をかむ「かみすぎ後遺症」チェック
あなたが鼻をかむときに、無意識に力を入れてしまっているかもしれません。
「かみすぎ後遺症」にいくつ当てはまるか、チェックしてみましょう!
- 鼻の下がカサカサして、皮がむける
- 鼻の下が荒れて、赤く腫れる
- 鼻の下がヒリヒリ痛む
いかがでしたか?
3つすべて当てはまる人は、鼻の下の皮膚が薄くなり、荒れやすくなっている可能性が高いと言えます。
「かみすぎ後遺症」を避けるためにも、以下のことを試してみてください。
- 鼻の下を舐めたり、こすったりしない
- 鼻みずが鼻の下に残らないようにする
- 鼻まわりの皮膚が乾燥しないようにする
- ティッシュはなるべくやわらかい素材を使う
(※1)
(※1)キョーリン製薬
5.ティッシュの質にもこだわろう

「かみすぎ後遺症」でも取り上げましたが、
鼻をかむうえで問題なのが、鼻まわりの肌を傷付けてしまうことです。
鼻をかんだ後、鼻の下が赤くなったり、
メイクが崩れてしまうことがありますよね。
そこで、かたい素材のティッシュで鼻をかんだりこすったりするのではなく、
やわらかい素材のティッシュを使うようにして、肌の負担をやわらげましょう!
おすすめのティッシュ
エリエール贅沢保湿
鼻セレブ
こちらの2点のどちらかを使用すれば間違いないと言っていいほど、柔らかくなめらかな素材のティッシュです。
ただしい鼻のかみ方をすることで、鼻症状も治りやすくなります。
この記事を読んだ今日からでも、ぜひ試してみてくださいね。