健康

『入浴で風邪が治りやすくなる』はホント?風邪のときに絶対やってはいけない3つのこと

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出来ることならひきたくない風邪。
けれど、ひいてしまったら早く治すに限りますよね。

あなたは風邪を引いたときに、栄養ドリンクを飲んだり、
あえて厚着をしてたくさん汗をかくなど、自己流の風邪を治す方法はありますか?

 

もしかしたら、あなたのいつもの治療法、
意味ないどころか逆効果だったりするかもしれません。

 

知らないうちに間違った治療をしていないか、
風邪を引いたときにやってはいけないNG行動をいっしょに確認してみましょう。

風邪のときはNG!逆効果の治療法とは

1.熱を下げるために冷やしすぎはNG!

そもそも熱とは、身体に入ってきたウイルスを退治しようとして、
身体が防衛本能を発揮している状態です。

熱には、ウイルスの増殖を抑える役目もあり、身体を守るために熱が出ています。

 

なので、熱がこもってだるいからといって、
冷たくてきもちい「冷えピタ」や「アイスノン」を使いすぎると、
かえって逆効果になることがあります。

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貼って冷やすことで一時的に気持ちよくする冷却効果はバツグンですが、
熱を下げるといった解熱効果があるわけではないので注意しましょう。

寒気を感じるときに使うと逆効果なので、
ゾクゾクするときなどは、なおさら注意が必要です。

 

また、冷たいものといえば、冷たい飲みものやアイスクリームなどが挙げられますが、
冷たいものは粘膜の血行を悪くするため、抵抗力を下げて風邪を治りにくくしてしまいます。

 

それだけでなく、身体全体を冷やしてしまうことにもなるので、
体調が悪いときは、なるべく身体を冷やさないようにしましょう。

2.食べすぎは腸に負担をかける

風邪をひくと、体力をつけようとして無理をしてでも食べることはありませんか?

実はそれ、NG行為です。かえって身体の機能が落ちてしまいます。

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風邪が治り、平常の免疫状態になるまでにはおよそ1~2週間かかります。
そんなときに食べ物をたくさん取ると、胃や腸を消耗してしまいます。

 

「風邪のときは、無理をしてでも食べたほうがいい」という考えもありますが、
風邪をひいているときは胃腸にもウイルスが影響しているので、
消化や吸収がスムーズでなかったり、最悪の場合、腸炎を引きおこすこともあるので、
無理して食べるのは好ましくありません。

 

人体で最も大事な免疫器官である腸の環境が悪いと、免疫力は低下してしまいます。
完治するまでは、消化によいものを食べましょう。

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また、水分補給という観点からよく利用されがちな「アクエリアス」や「ポカリスエット」といったスポーツドリンクですが、
これらは糖分の濃度が高く、そのまま摂取すると胃で停滞する時間が長くなり、体内での水分補給が遅くなるというデメリットがあります。

 

なので、スポーツドリンクを飲むときは少し水で薄めて飲みましょう。

 

アクエリアスを水で薄めるなんてまずそう!
美味しくはありません(笑)

 

というのも、実際にポカリを買って試してみたのですが、
水で薄めると、やはり美味しくはありません。

キンキンに冷やせば飲めるかもしれませんが、
それでは身体を冷やすことになるので本末転倒です。笑

 

なので、水分補給をする際はスポーツドリンクなど甘い飲み物より、
OS-1や白湯をオススメします!!

3.風邪のときにお風呂はダメだった?

みなさんは風邪のとき、お風呂に入りますか?

 

わたしは昔、「風邪のときにお風呂に入るなんて湯冷めして逆効果!風邪が悪化する!」と思っていたので、
風邪を引いたら2,3日お風呂に入らないなんてことは普通でした。

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しかし結論から言うと、風邪のときのお風呂は入っても問題ないんです!!

なんと、身体を温めることで免疫力がアップし、抗ウイルス作用が発動されるんだとか…。

 

ではなにが注意なのかというと、
38℃を超えるような高熱が出ているときは控えたほうがいいとされています。

 

一日中37.5℃を超えることがなければ、入浴をすることによって咽頭の加湿効果や、汗を流して身体も心もさっぱりした状態で熟睡できるため、風邪の治療にもプラスになります。

もう少し細かく注意点をみてみましょう。

◎風邪でお風呂に入るときの注意点

身体がだるくても、シャワーだけでは身体は温まりません。
反対に、「汗をかけば風邪が早く治る」と、熱い湯舟に長時間浸かる方がいますが、長風呂は体力を消耗させるきっかけとなるので注意が必要です。

風邪のときは、40度くらいのぬるめの温度を目安に5分から10分程度浸かりましょう。

風邪のときは、脱衣所とお風呂場のなかの寒暖差で、湯冷めをして体力が消耗してしまいます。
風邪をひいているときに体力を消耗すると、症状が悪化してしまう恐れがあります。

なので、脱衣所と浴室の温度差は10度以上にならないように注意しましょう


てっとりばやく浴室を温めるには、浴室と脱衣所のあいだにある扉を開けたままにし、熱めのシャワーを出しっぱなしにしておくのがオススメです。

 

いかがでしょうか。

あなたはNG行為、していませんでしたか?

これダメだったんだ!と、1つでも発見につながっていればうれしいです。

※この記事は、GOOD AID株式会社取締役社長、薬剤師の服部雄太の監修を受けています。