つねに人手不足と言われている看護業界。
求人の数は安定して多いのですが、人によっては転職が難しいと感じることもあるかもしれません。
この記事では、転職で失敗する看護師に多い共通点や特長、実際の看護師の求人事情などについてご紹介します。
など、転職したいのになかなか決まらない看護師にならないための解決策も、合わせてご紹介していきます。
Contents
転職が難しい看護師の特長は?
看護師の転職そのものだけでみれば、それほど難しいものではありません。
看護師はつねに人材が不足している業界なため、時期を問わず高い需要があります。
しかし、求職者である看護師の状況や立場によっては、転職が難しくなってしまう場合があるのも事実です。
では、転職活動が上手くいかない可能性がある看護師とは、どんな看護師なのでしょうか?
転職難ナース①未経験の診療科への転職
https://twitter.com/anmakimusume/status/1057245426393337856
未経験の診療科への転職や、いままで経験したことが全く使えない場合には、診療科ごとに異なる特色が多いため、リスクがある場合があります。
たとえば、デイケアなどの施設で働いてきたナースが原則24時間対応の救急外来に転職するとなれば、業務内容のほか、現場のスピード感などもまるで違って感じられるはずです。
求人側も、状況の変化に対応できるか不安に感じるかもしれません。
転職難ナース②第二新卒者
看護師として3年未満に当たる場合は、第二新卒の看護師という呼ばれ方をします。
具体的には、「新卒で就職したが、3年以内にその仕事を辞めて新たな就職先を探している人」を指しますが、あるいは、「新卒で就職せず、半年~1年などの期間を経てから就職活動を始めた人」を含める場合もあります。
第二新卒の看護師が転職で苦労する理由としては、前職で知識や技能を十分に身につけないうちに仕事を辞めてしまったとみなされることが多いためです。
転職難ナース③ブランクの長い「潜在看護師」
結婚や出産、育児、介護など、様々な理由で看護業界からいったん離職する人がいますが、看護師資格があるのに実務から離れている人を「潜在看護師」と呼びます。
潜在看護師の復職は、人材確保の重要なカギの一つとして期待されている状況です。
しかし、ブランクの期間が長い人が復職する場合は、どちらかといえば求職者側で転職のハードルを上げがちになるケースが多いのが特徴です。
「身につけた知識や業務を忘れているかもしれない」「周りに迷惑をかけるのが恐い」など、復職後の心配が先立って転職活動にも逃げ腰になってしまう人がたくさんいます。
転職難ナース④体調不良が原因で前職を辞めた看護師
病気や怪我などで看護師の仕事を続けることが難しくなり、離職して療養を経てから復帰を考えるケースです。
この場合はご自身の体調不安がもっとも大きな転職の障壁となりますが、求人する側も「体力的に続けられるだろうか」と、不安視する可能性はゼロではありません。
転職のハンデを克服する方法
いいえ、全くそんなことはありません!
転職難ナースから抜け出す方法をご紹介していきます。
未経験の診療科へ転職したい人の場合
しやがれまで勉強しなきゃ
今度入職する病院は脳外科
全く経験ない診療科だからちんぷんかんぷーん
前に一緒に働いてて
先に入職した方から色々情報らってます
観察ポイントが今までと違う!
訳わからーんΣ(ΘДΘ;) pic.twitter.com/kVZNO0rAkF— かず (@sakura_kazu21) December 3, 2016
未経験の診療科への転職がしたい場合は、新しいことを能動的に見つける意欲を伝えましょう。
「新しい場所でいろいろ勉強させてください」というよりは、「現場は変わってもプロに変わりはないのだから、経験を糧にやれることが必ずある」という強い意思が尊重されると考えたほうがよいでしょう。
第二新卒者の場合
ナースが第二新卒として転職する場合、もっともプラスになる要素は「若さ」です。
若いことで体力面でも期待され、交替勤務や深夜対応を任せやすいなど求人側のメリットも大きいのです。
また、まったくの新人よりも基本的なビジネスマナーや一般常識の面で安心できるという強みもあります。
今すぐ即戦力というわけにはいかなくても「新卒よりは早期に戦力となってくれそう」と、期待される可能性もあるでしょう。
転職活動では、それらの点を明朗にアピールすることで第二新卒特有のネガティブ要素を払拭しましょう。
ブランクが長い人の場合
ブランクのある潜在看護師の方が復職する場合は、「勉強熱心さ」がポイントです。
毎日看護師として働いていると当たり前のことも、数年離れていたら忘れてしまうのも当たり前のことですし、勘を取り戻すまでは大変に感じることもあります。
復職を不安に思うより、「何歳になってもナースには勉強が必要だ」と、どっしり構えて臨むのが良いかもしれません。
体調不良から復帰する人の場合
体調を崩して離職した方の場合は、離職中に医療を受ける患者の立場としてナースの仕事に触れてきたことは、場合によってはプラス要素になるかもしれません。
無理をして復職することはおすすめしませんが、復帰後長く仕事を続けるためには少しずつ体力と相談しながら仕事量を増やしていく方法が望ましいでしょう。
まとめ
最初に述べましたが、看護師の求人は多いか少ないかでいえば確実に多いもの。
多くの求人情報をチェックしながら根気よく探せば、ご自身に合う職場は見つけられるでしょう。
もし「求人が少ない」「よい仕事が見つからない」というお悩みがあるなら、一般求人情報から探すことと並行して「看護師専用求人サイト」の活用もおすすめです。
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狭いと思い込んでいた看護師求人の世界が、一気に広がることを実感できるかもしれません。