転職・仕事

体力?学力?看護師を目指す人に絶対に必要な6つのスキルとは

アイキャッチ画像

・「看護師になりたいけど体力に自信ない…。」

・「どんな人が看護師に向いているのだろう?」

看護師は一般企業とはちがい、人の生死に直結する仕事なため、つねに緊張とストレスにさらされたり、月の半分が夜勤であったりと、体力的にも精神的にも大変なお仕事です。

今回は、看護師に必要だと考えられる6つのスキルについてご紹介します。

ナースに必要な6つのスキル

1.学び続ける姿勢や努力

医療の最前線で活躍できる看護師になるためには、基本的な看護技術に加え、最新の技術・知識を身につけていくための努力や姿勢が必要です。

駆け出しナース
駆け出しナース
看護師になってからも勉強しなければならないことが多い…!

と多くの看護師が語るように、医学・看護学は日進月歩で進化しているため、その変化に対応するためにはやはり、自ら学ぶ姿勢や努力が不可欠なのです。

例えば、勉強会や研究会に積極的に参加して先端の技術や研究に触れる機会を作り自発的に学ぶことで、看護師としてのスタートは同じでも、知識や技術の差は広がっていきます。

また、看護師には、患者さんの状態を正確に理解し、迅速かつ適切な判断する力が求められますが、日々自発的に学び続けることが可能な人であれば、患者さんにより適した対応ができます。

 

近年では看護師へのニーズが多様化していることもあり、看護師として働きながら認定看護師専門看護師保健師助産師を目指す人も多いと言われています。

勉強していく中で興味のある分野に出会い、その分野で働く選択しを作るというのも、継続して学ぶ力のある看護師の特権かもしれませんね。

2.観察力、洞察力、共感力

病院の医者や患者さん、その家族と良い関係が築ける看護師は、観察力や洞察力、共感力が非常に優れています

例えば、患者が辛そうにしていたら、「大丈夫ですか?」「どこか具合が悪いですか?」と声をかけたり、熱や血圧を測るなど、患者の身体や心に何が起こっているのか、それがなぜ起こっているのかを判断する必要があります。

また、患者さんの病状に限らず、置かれている状況、抱えている不安や悩み、家族との関係性など、広く理解しておくことが大切になってきます。

そのために必要な看護師スキルが、“観察力”や“洞察力”、“共感力”なのです。

3.コミュニケーション力

後輩ナース
後輩ナース
メモを先輩の机に置いておいたじゃないですか!
先輩の確認不足ですよ!
先輩ナース
先輩ナース
そのくらい口頭で伝えなさいよ!
どうすんのよ!

指示を仰ぐことになる医師、先輩や同僚の看護師、検査やリハビリを専門にするスタッフなどと連携していくためには、「相手の言いたい事を理解する力」と「自分の指示や意見を正しく伝える力」の双方が必要です。

病院側の人間のあいだでコミュニケーション不足・ミスがあると、対応が遅れてしまったり、最悪の場合は医療ミスの引き金になる可能性もあります。そして、その影響を受けるのは患者さんです。

それぞれが各分野で専門性を発揮しつつも、お互いを理解・サポートしながら患者を救うのが、チーム医療の理想ですね。

4.体力面のタフさ

「看護師さんに必要な資質」について聞いてみました。
まず、ほとんどの人が挙げたのが「体力」。

出典:https://toranet.jp/contents/trend/soken/912/

看護師として現役で働く方たちに、『看護師に必要な資質』でアンケート調査が行われたところ、1位が「体力という結果になりました。(とらばーゆより)

もちろん勤務する科にもよりますが、勤務時間や残業時間の長さ、人によっては月の半分が夜勤…という看護師さんもいます。

内科などでは、風邪やインフルエンザのシーズンになれば常にウイルスにさらされている環境にあるため、 体力がないとやっていけないお仕事であるということには深く頷けます。

中には「看護師という仕事は好きだけど体力的に厳しくて続かなかった」という方もいるほど看護師とは大変なお仕事です。

病院によっては働き方も、働く時間も大きく変わってくるため、自分に合った病院に就職するということも大切なのです。

5.精神面のタフさ

看護師という人の生死と関わる仕事上、担当の患者さんが残念ながら亡くなることがあります。その時、自分の無力感に襲われたり、精神的に大きなショックを受ける経験も避けては通れません

ひとりひとりの患者さんに寄り添うことはとても素敵なことですが、あまりに感情的になりすぎると、他の業務に支障が出るだけでなく、心が病んでしまうということにもなりかねません。

看護師としてどうあるべきかを考え、時には客観的に考えられるような「精神的タフさ」も看護師には必要なのです。

6.オンとオフの切り替えが出来る

看護師は日々、体調不良者や人の生死と関わっているため、つねに緊張とストレスの中にいます。

心身の健康と仕事のモチベーションを保ち続けるためには、仕事とプライベートの区別をはっきりつけるオンとオフの切り替え能力が必要です。

看護師だけでなく、仕事とプライベートの切り替えが上手くできる人は、仕事を長く続けていける傾向があるそうです。(スタディサプリより)

「疲れているので休日は休みたい…」という方ももちろんいますが、休日はできるだけ趣味を楽しんだり、友人や家族と出かけるなど、空いている時間を埋めるように心掛けてみましょう。

まとめ

nurse_アイキャッチ画像

看護師はストレスを溜め込みやすい仕事なため、「感情に流されず、客観的に物事を受け止めることができる」「仕事とプライベートをうまく切り替えられる」などの、自己コントロール力が、仕事を長く続けるうえで何より大事になります

また、医師、看護師、その他医療スタッフ、患者さんのご家族などさまざまな立場の人たちと協力しながら業務を進めることになるので、コミュニケーション力や協調性も欠かせません。

さらに、医療・看護は日進月歩の世界になるため、特に病院などの臨床現場で働く看護師においては、知識と技術のアップデートも常に求められます。

 

かなり大変な職業のように感じますが、看護師は誰でもなれるような簡単なお仕事ではありません。実際に看護師をやめて一般企業についても、看護師に戻る看護師さんがほとんどなのです。

看護師としての強い目標を立てて、やりがいを持っていれば、長く働き続けられる素敵な職業なのです。