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首里城が全焼した原因は?首里城基金への寄付や首里城WAONカードでいま私たちができること

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世界遺産でもあり、沖縄県民にとってかけがえのない存在である首里城が10月31日に全焼しました。

燃え続ける首里城の姿は、沖縄県民だけでなく、観光客や日本の人々に深い悲しみを与えるニュースとなりました。

沖縄のシンボル首里城が全焼

10月31日午前2時40分ごろ、那覇市の首里城の警備を担当している会社から「正殿の火災報知設備が作動し、煙が見える」と119番通報がありました。当時、首里城には警備員などはおらず、警備会社が機械で監視していました。

市消防局によると、消防車14台が出動し消火活動にあたったものの、首里城の中心的建造物である正殿、北殿、南殿・番所の3棟が全焼。書院・鎖之間(さすのま)、黄金御殿(くがにうどぅん)、二階御殿(にーけーうどぅん)の3棟も焼けました。消火活動は今現在も続いているそうです。

首里城火災で被害にあった正殿、北殿、南殿など配置がよく分からないという方は、こちらのツイートが分かりやすいです。

 

首里城はかつての琉球王国の王の住まい、兼行政機関の本部でしたが、正殿は1945年の沖縄戦でアメリカ軍の攻撃によって一度消失し、現在の正殿は1992年に復元された木造の建物。首里城跡が世界遺産に登録されたのは、2000年でした。

首里城の改修工事を請け負っていたという漆職人の諸見由則さん(59)は「十数年かけて外壁などに漆を塗り終わったと思ったら、全部焼けてしまった。せっかくきれいにしたのに、また一からやり直しだ」と肩を落とした。

 

消火作業では1人が熱中症のような症状を訴えて病院に搬送されましたが、けが人や死傷者などの情報はありません。

首里城火災の原因は放火?被害者は?

異変に気づいた警備員が正殿に入るため鍵を開けて確認したところ、正殿の内部から大量の煙が。正殿が火元の可能性が高いとみられていますが、不審者の情報もないことから、放火などの事件性は低いとみられています。

首里城では27日から11月3日まで「首里城祭」を開催中で、城を管理・運営している沖縄美ら島財団の広報担当者によると、職員らが31日未明まで正殿付近で作業をしていましたが、作業で火気を使うことはなかったと話しています。

沖縄出身の芸能人たちが悲痛の声

個性的なファッションと、明るくユニークなキャラで若者から爆発的な人気を得たりゅうちぇるさんが、自身の故郷である沖縄の首里城が全焼したことに対してツイートを残しています。

 

お笑いコンビ・スリムクラブの真栄田賢さんもツイッターで「首里高でラグビー部の練習終わって、仲間と首里城で那覇の夜景を見ながらいろんな話をしていた思い出の場所が」と地元・沖縄での高校生活の思い出を振り返りました。

 

さらに、歌手の島袋寛子さんもツイッターで「かなしい。燃えてる映像も、写真もみたくないな。今日は かなしい。今日だけは、かなしもう」と落胆しており、参議院議員の今井絵理子氏も「信じられない….驚きとショックで言葉になりません….」と悲しみのコメントを残しています。

首里城WAONカードの発行方法・移行方法

沖縄のシンボルである首里城の復元を望む人は多くいます。いまわたしたちが沖縄・沖縄県民の方々のためにできることとして、こんなものを見つけました。

「首里城WAON」ってなに?

以下、ご当地WAON公式サイトからの引用です。

全国どこでご利用いただいても、ご利用金額の一部が、「首里城基金」を通じて、首里城の歴史と文化に関する研究や県内外に流失した文化遺産の調査、収集、保存、そして首里城に関する知識の普及啓発に活用されます。

首里城WAONの基本情報

発行元 イオン琉球
発行手数料 300円
年会費 なし
個人情報登録 必要なし
年齢制限 なし
チャージ方法 現金のみ
申し込み方法 ●店頭申込み
イオンのお店や、一部の加盟店でお買い求めいただけます。

すでにWAONカードをお持ちの方は移行が可能

すでにWAONカードを持っており使用している方でも、首里城WAONカードに移行することが出来ます。

◇移行方法など詳細はWAON公式サイトから
https://www.waon.net/terminal/station/newissue/

はじめのWAONカード購入時に支払い金額の一部のみが寄付されるのではなく、首里城WAONカードを利用する度に一部が基金に寄付される仕組みです。

首里城WAONカードを購入しない場合の寄付方法

首里城WAONカードを購入しなくても、以下の「首里城基金公式サイト」から寄付することができます。

募金・寄付金に関しては詐欺サイトなども多いので、安心できる公式サイトからの寄付をすることをおすすめします。

首里城基金とは

首里城は沖縄の歴史と文化の象徴として、わが国の地方文化の域を越えた国民的に貴重な文化遺産でありますが、先の大戦において、多くの文化遺産が灰燼に帰したり、国内外に散逸してしまいました。

約450年にわたる琉球王国の王府としての首里城の復元は、長年にわたる県民の悲願でありました。

ご案内のとおり、本土復帰20周年の記念行事として「首里城正殿」が、国、県及び関係者等のご尽力により、平成4年11月に47年ぶりに復元され、首里城公園として一部開園されました。
これを機に、わたくしたち一人一人が沖縄の伝統文化を再認識し、新しい沖縄文化を創造し、発展させることが最も肝要かと存じます。

そのためには、国内外に散逸してしまった首里城関係の文化遺産の収集、保存をするなど、国民的文化財産を蓄積する運動を国民上げて展開する必要がありま す。このようなことから、その資金源確保を図るべく、県、市町村、各種団体、また多くの方々からご協力を得て、「首里城基金」が設置されました。

これからの新たな文化を創造する上においても、偉大な先人たちが残してくれた貴重な遺産を収集し、広く紹介することは、大きな意義があります。

何卒、この基金造成の趣旨をご賢察いただき、「首里城基金」の充実に皆様方の絶大なるご協力、ご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。

◇首里城基金公式サイト
http://oki-park.jp/sp/shurijo/fund/

 

わたしのおすすめは、安全で簡単な首里城WAONカードの発行ですが、みなさんはいかがでしょうか?

首里城復元のためにわたしたちが出来ることから少しずつ始めてみましょう。