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睡眠障害とは?
どんな病気? 分かりやすく解説
睡眠障害とはズバリ!
睡眠に関係しているいろいろな病気の総称(そうしょう)
今回は生活習慣病としての側面が強い睡眠障害として、、、
- 不眠症
- 睡眠時無呼吸症候群
を取り上げて解説します。


不眠症

不眠症は、眠れないことによって昼間の生活に支障が生じるものを指します。
高齢になると多くなります。
理由は、歳とともに、目覚めている状態と寝ている状態のメリハリが少なくなること、加齢によって睡眠の時間帯が早くなることです。
そのため、睡眠中に何度も目が覚めたり、まだ朝の暗いうちに目が覚めてしまったりする一方で、昼間にうとうとすることが多くなります。
若者の不眠症について
一方、若い世代の不眠症の原因としては、タバコやアルコール、カフェインなどの影響、精神的ストレス、夜間シフトのある職業、睡眠環境が良くないといった理由などがよくあります。
このように、加齢や生活習慣・環境による不眠症以外に、夜間頻尿やムズムズ足症候群など、なにかの病気による症状が睡眠の妨げになっているケースもあります。
不眠症は近年、糖尿病や高血圧、うつ病などの発症を増やしたり治療を悪化させる要因として注目されています。
睡眠時無呼吸症候群

いくつかのタイプに分けられますが、一番多いのは、睡眠中に喉の気道が周囲の組織に圧迫されて呼吸が止まるタイプです。
このタイプは肥満の人に多く、生活習慣病の一つともいえますよね。
肥満以外には、下あごが小さいことが関係している場合や、中枢性の原因(脳から出る呼吸の指令の乱れ)があります。
睡眠時無呼吸症候群では、単に昼間の眠気が問題なだけではなく、医学的には高血圧や心不全などの原因となったり、それらを重症化させることが問題です。
睡眠時無呼吸症候群は近年、交通事故のニュースなどでしばしば見聞きするようになりましたよね。
夜の睡眠が浅いため、昼間ウトウトしやすく事故につながりやすいという流れですね。
数字で見る睡眠障害!
- 日本人成人の20%が慢性的な不眠
- 日本人成人の15%が日中に過剰な眠気を感じている
睡眠障害の予防法と治療について
眠れないというとき、その対策として、まずはじめに睡眠環境をチェックしてみましょう。
重要!睡眠環境チェック
室内の照明や枕の高さを変えてみたり、就寝の4時間前からはお茶やコーヒーなどは飲まないなどといったことです。
また、少しでも長く寝ようとして早く床に着くのは逆効果。
むしろ眠れない時には眠らなければと必死になるより眠くなったら寝ればよいぐらいに考えた方が、逆に寝付きやすい傾向にありますよね。
そして、朝は早起きして日光を浴びると良いですよ。
それにより体内時計が正確に時を刻み、快眠につながります。

このような工夫をしても眠れないときには医療機関を受診しましょう。
最近は依存性がほとんどなく安全性の高い睡眠導入剤もあるようですからね。
寝酒としてアルコールを飲むことのほうが、薬よりも依存性を生じやすく、夜間頻尿につながり余計に睡眠が妨げられるというマイナスの影響もあります。
睡眠時無呼吸症候群の治療は、それが肥満によるものの場合、減量が基本です。
より積極的な治療としては、睡眠中にマスクをつけて器械から空気を送り込み、気道が塞がれるのを防ぐ方法や、マウスピースを用いる方法などがありますが、僕は医師ではないので専門機関で診てもらう方が安心ですね。


睡眠障害は、どの科を受診すればいいの?
- 睡眠外来
- 内科(呼吸器・循環器)
- 耳鼻咽喉科でも睡眠時無呼吸症候群に対応している場合あり
関連する生活習慣病
★の数が多いほど関連が強いことを意味しますよ。

★★☆
肥満症/メタボリックシンドローム
⇒肥満症は睡眠時無呼吸症候群の主要な原因の一つです
★☆☆
高血圧糖尿病
⇒高血圧や糖尿病の発症やコントロールの悪化に不眠症が関係していることがあります
まとめ
一言でいうと
自分の睡眠状況をチェック☑して状況把握をしよう
ということですね!
最後までみて頂きありがとうございました。




おまけ!
ムズムズ足症候群って?
仕事を終え、夕食も済んでやっとリラックスタイムと思ったら、足がムズムズするような違和感が感じられるようになった。時に火照りであったり、アリが這っているようであったり、ピリピリする感じなど。
足をさすってバタバタすると一時的によくなるが、安静にするとまた起こってくる。
のような症状です