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タバコ病ってなに?
どんな病気? 分かりやすく解説
タバコ病とは、ズバリ!
喫煙と受動喫煙(副流煙)による病気の総称です。
タバコ(喫煙)と関係がある病気というと、肺がんがよく知られていますよね?
実はそれは、氷山の一角に過ぎません。
肺がんの他に最近よく一般的にも知られてきている疾患(しっかん:病気)はCOPD(慢性閉塞性肺疾患)がありますね!
また、喫煙により発病する確率が高くなったり、発病後に重症化しやすくなる病気があります。
- 心筋梗塞
- 脳梗塞、脳出血、くも膜下出血
- 咽頭がん、口腔がん、膀胱がん、食道がん、胃がん、膵臓がん
- 歯周病
etc…
最近、これらの病気をまとめてタバコ病と呼ぶようになってきています。
そして、喫煙がさらに問題なのは、タバコを吸う本人だけでなく、周囲の人にまでこれらの害が及ぶことです。

タバコを吸う方は、吸う場所を限定しないと、ご自身が公害の発生源と同じ存在になってしまうことを知っておきましょう。
数字でみてみよう!恐ろしいタバコ病
- 喫煙者は男性2%、女性 8.2%全体の24.6%がやめたいと思っている
- 喫煙により男性は8年、女性は10年、寿命が減る
- 喫煙と飲酒で食道がんの危険が50倍に
- 受動喫煙でも脳卒中の危険が25倍に
- 心筋梗塞になってからでも禁煙すると、喫煙を続けるより、死亡率が6割下がる
タバコ病の予防法と治療法は?

タバコの依存性は、ヘロインやコカインと同等以上とされているのはご存知ですか?
一度吸ってしまったら、元へ戻るのは難しほどの依存力といえます。
喫煙が習慣化してしまった後に、本人の意思だけで禁煙を成功することは、なかなか難しいことであることは否定できません。
しかし、今では禁煙をサポートする薬があるし、禁煙外来のある医療機関も少なくありません。
それくらい一人での解決は難しいんだ。
このような資源を利用するなどして、「タバコをやめようかな」と思ったら先延ばしせず、禁煙を始めましょう。
また、ご家族など周囲の方も、ぜひ禁煙をサポートしてください(^^)
一般的にニコチンの離脱症状は最初の3日間が強く、徐々に薄れていき、3週間ほどでなくなってくるとされています。
それとともに、味覚が改善したり、咳やたんが減ったり、呼吸が楽になったりと、禁煙の効果が現れてきます。
味覚改善は人間の3大欲求の食欲にも、より良い満足感を与えると思いませんか?
味覚障害の症状
- 本来の味と違った味がする(異味症:いみしょう)
- 何を食べても、美味しくない(悪味症:あみしょう)
- 何を食べても、味を感じない(味覚脱失)
- 特定の味を他の味と間違える(味覚錯誤:さくご)
- 特定の味だけ感じにくい(解離性味覚障害:かいりせい)
- 食べ物の味が、本来より濃く感じる(味覚過敏)
- 食べ物の味が、本来より薄く感じる(味覚減退・低下)
- 口の中に食べ物がないのに、苦味や塩味、渋味を感じる(自発性異常味覚)
味覚障害は、知らず知らずのうちに症状が進行し、気がついた時にはかなり症状が進んでいるというのも少なくありません。
最近では10代、20代という若い世代でも味覚障害を訴える人が増えているそうですよ!
おいしいからといって香辛料、調味料は使い過ぎないように注意が必要です。
舌で味を感じることができるはなぜ?
味蕾(みらい)がポイント
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味覚を感じるのは、舌の表面にある味蕾(みらい)という文字通り花の蕾(つぼみ)の形をした小さな感覚装置です。
味覚障害を引き起こす原因として、味が濃い食材の過剰摂取や、タバコの吸いすぎなどもありますが、
一番の原因といわれているのがミネラルの亜鉛不足です。
味蕾という細胞は、短い周期で新しく生まれ変わっており、そのためにはたくさんの亜鉛を必要とします。
つまり、亜鉛が不足すると細胞が生まれ変われなくなってしまい、味覚障害を引き起こしてしまうのです。
亜鉛が多く含まれている食材
金属亜鉛2g以上の摂取で毒となりますが、食材に含まれる亜鉛は多くてもわずか10%ほどしかありません。
その10%もすべて吸収されるわけではないので、食材から取り入れる亜鉛は安全です。
食材100g中の亜鉛
牡蠣(可食部) 148.6mg 、ポップコーン 4.1mg、小麦胚芽 15.4mg 、チェダーチーズ 4.0mg、小麦ふすま 9.8mg豚肉(赤身) 3.8mg、レバー(子牛) 6.1mg 、鶏肉(皮付) 2.8mg、牛肉(切身) 6.0mg 、小麦全粒粉 2.4mg、牛肉(挽肉) 4.4mg 、かぶの葉 1.9mg、卵 1.5mg
※多いものは太字になっています
あなたの舌は大丈夫? 味覚障害度check☑
特別企画のお時間です!
簡単な味覚チェックをしてみましょう。あてはまる項目にcheckしてくださいね!
□①毎日2食以上、ファーストフードやコンビニ弁当を食べている
□②四味(甘味、酸味、苦味、塩辛味)の好き嫌いが激しい
□③激辛料理やエスニック料理が大好きだ
□④唐辛子、わさび、こしょうなど、辛い香辛料を使わないと気が済まない
□⑤アイスクリームやスナック菓子、缶詰、加工食品、インスタント食品を
よく食べる
□⑥野菜にはマヨネーズだ
□⑦清涼飲料水を毎日3本以上飲む
□⑧歯を磨くとき舌も一緒に磨く
①、②、③、⑤、⑥かな…。
なかなか当てはまってて怖いピヨ(察し)
味覚障害度チェック!判定結果
✔8つ全てにチェック!
全部checkしたという強者さんは、すでに味覚障害かも!?
すぐに医師の元へかけこみましょう!
✔①~③に全てチェックした人は…
①~③に全部checkが入った方はいらっしゃいますか?
あなたは、味覚障害になる危険性があります。
✔4~7個をcheck
4つ以上チェックできてしまったあなたも、味覚障害になる危険性がありますよ。
✔⑧常習+2個以上チェック
味覚障害になる危険性はあるが、生活を改めれば防げるレベル
これは改善の余地あり!
味覚障害防止には、効果的に亜鉛を摂取しよう!

1.クエン酸、ビタミンCと一緒に摂る
レモンに含まれるクエン酸と、ビタミンCが亜鉛を吸収しやすい形に変えてくれます。
よく生がきやカキフライを食べるときに、レモンをかけて食べますが、無意識のうちに行っていたあの行為は、実はとても利にかなった食べ方だったんです。
2.アルコールと一緒の摂取は避ける
アルコールを分解するときに、アルコール分解酵素という酵素が働きます。
この働きにも亜鉛が使われるので、お酒を飲むときは、普段より多めの亜鉛の摂取を心がけてください。
3.サプリメントの活用
日本では、厚生労働省が出した亜鉛の摂取量は?
- 成人男性12mg
- 成人女性9mg
実際には、一般的な食事から1日12mgの亜鉛を摂ったとしても、その性質によって、大半は体外に排出されてしまいます。
4分の1の3mgが体内に吸収されればいい方です。
- 吸収の妨げになる栄養成分を摂りすぎ
- もともとの亜鉛の摂取量が少なすぎる
このような場合は少量しか吸収されず、欠乏状態に陥って1週間で様々な欠乏症状を招く可能性がありますよね。
食事で毎日所要量を摂取し続けることが因難な場合には、亜鉛をサプリメントで補給するのも1つの方法ですよ。
さて、たばこの話から余談が入りましたが、タバコ病の予防についていえば、最も効果があるのは最初の一本を吸わないことです。
最初の一本の喫煙はしばしば興味本位で行われ、とくに未成年が成人喫煙者のまねをして吸い始めることがよくあります。
未成年の段階での喫煙は成人以上の依存性をおこしやすく、喫煙期間も長くなるので、健康被害がより大きくなります。
このようなかたちで次世代にタバコ病を引き継がないためにも、タバコを吸う姿を子どもたちに見せないようにしましょう。

関連する生活習慣病
★の数が多いほど関連が強いことを意味します。

★★★
COPD(慢性閉塞性肺疾患)、肺がん
これらの病気は喫煙により極めて危険性が高くなります
★☆☆
動脈硬化、心筋梗塞、狭心症、脳卒中、歯周病
これらの病気は喫煙により危険性が高くなります
まとめ
タバコはつまり、一言でいいますと
百害あって一利なし!
につきるということですね(^^)
最後までみて頂きありがとうございました!