健康

梅雨のだるさの原因は?梅雨の時期におすすめの食材や運動は?

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梅雨になると、頭痛やだるさなどの体調不良に悩まされる方は珍しくありません。これは、自律神経を刺激する天候の変化が激しいことに加えて、疲労が溜まりやすい時期でもあることが原因です。

それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。

梅雨は天気や気温、気圧の変動が激しい

梅雨時は天気が崩れやすく、低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わるシーズンです。さらに、雨の日の涼しい気温と蒸し暑さの両方を感じやすく、寒暖差が生じる時期でもあります。

こうした気圧の変動や寒暖差といった外的要因が、ストレスとなって心身に影響を与えるのです。

自律神経

ストレスを受けると、私たちの体内では自律神経が刺激を受けます。自律神経は体を活発にする交感神経と、リラックス状態にさせる副交感神経があり、この2つの神経がバランスをとりながら、さまざまな器官の働きを担っているのです。自律神経は自分でコントロールすることができないため、無意識下のストレスでもバランスが乱れてしまいます。

交感神経は、気圧の変動や寒暖差に抵抗するために働きます。しかし、交感神経が優位な状態が続くと、緊張状態が続くためエネルギー消費も増え、疲労やだるさを感じやすくなることも。さらに、めまいや不安感を引き起こしたり、片頭痛やリウマチなどの慢性痛を感じやすくなったりするのです。

梅雨の不調対策

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まずは、その日の気温に合わせた服装の調節が必要です。朝晩は一枚余分に羽織る、上着を持って出かけるなど、衣類で調節しましょう。

「気温が5℃下がると、1枚多く衣服が必要」とされています。冷えはさまざまな体調不良の症状の原因となるため、天気の変化によって気温も変動する梅雨時は1枚、寒さ対策の羽織物を必ず持つようにしましょう。

また、脱ぎ着しやすい服装を心掛けることで、ストレスなく過ごすことができます。羽織りやすい、薄手のカーディガンやジャンパーがあると安心ですね。

梅雨におすすめの運動とは?

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梅雨の時期でも晴れた日には、20~30分のウォーキングをするなど、少しでも陽の光に当たるようにしましょう。

昼間日光に当たる時間が少ないと、眠りが浅くなり疲れがしっかり取れないともいいます。体内時計をきちんと調整することで、夜もぐつすり眠ることができます。

また、階段を利用したり、ダンボールに新聞紙を詰めて、高さ15Cmほどの台を作り、踏み台昇降をやってみましょう。

右足・左足の順に踏み台に上がり、また右足・左足と踏み台から降ります。足の順は、左足・右足の順でもOKです。それを10分~20分ほど続けます単純で簡単な運動ですが、やってみるとかなりの運動量になることがわかります。

梅雨は食材に気を遣う

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「どうも食欲が湧かない」というのも、この時期の体調不良の原因の一つになります。そんなとき、どのように対処すればいいのでしょうか?

食欲がわかないとき

食欲がわかないときには、ショウガ・ニンニク・ワサビといった香辛料を上手に使いましょう。

これらの香辛料には、胃液の分泌を促進して、食欲を増進させる働きがあります。

また、胃腸の働きを整える食材の、米、芋類、トウモロコシ、カボチャ、ニンジン、鶏肉、キノコ類も、意識して摂るよう心がけましょう。

梅雨におすすめの食材

ビタミンを多く含む食材
豚もも肉、豚ロース、紅鮭、乳製品、卵や納豆、緑黄野菜、きのこなど
体を温める食品
ねぎ、生姜、とうがらし、牛蒡、人参、レンコン、卵、チーズなど

おわりに

梅雨の時期は体調変化が現われやすい時期。春から夏への季節の変わり目で不安定な天気が続きます。

肌寒く感じる雨の日もあれば、晴れた日はむし暑かったりと、気温が大きく変化するため、冷房調整が難しい時期です。一日のうちでも昼間は暑いくらいなのに朝晩はひんやりして寒い、といった日が少なくありません。

そんな梅雨の時期はストレスも溜まり、自律神経も乱れがちになるなど、健康を崩してしまいやすい季節といえます。

梅雨の季節はまた、「気分が憂うつになる季節」、「頭痛」や「食欲不振」、病気までいかなくても「だるさ」や「何となく疲れている」といったことを訴える人が増える時期でもあります。

この時期の健康維持のためには、しっかり食べて寝て、そして運動をすること。つまり食事や睡眠など、生活習慣に気を配る必要があります。